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人付き合いの中で相手に優しくする、気を使うというのは大切な事だ。 たとえ自分にとって害を被ろうとも他の利益になるような行動をとる事を利他行動というが、これは人間だけでなく、動物にも見られるらしい。 イルカや象の中には助産婦、あるいは介護する者が存在し、ちすいこうもりに至っては血の貸し借りすら行う。 しかしこれら利他行動が発達するにはいくつか条件があるらしい。 まず特定の個体間の社会関係が長期にわたって続くこと。 個体が互いに識別でき、過去のやりとりを記憶できるような認知能力を持っていること。 行為者が被る損失よりも行動の受け手の利益の方が大きいこと。 人間の思いやりも利他行動によるものであろうか。人は好きな人に対しては利他的になるし、利他的な人を好きになる。 ただ、友人関係においても気を使うのもよいがたまにいきすぎだと感じる時がある。行動の受け手の利益よりも行為者が被る損失の方が大きくなってしまっては滑稽ではなかろうか。それが人間関係を維持する必須条件というわけでもないので。それが無いほうがかえってさらりとした付き合いにも思える。 勘違いされそうな危険な言い方だが、自分はそちらを好んでいる。 |
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小学校くらいの時、ネバーエンディングストーリーかなにかの映画で、不思議なシーンを見ました。小柄なおじいさんが主人公を案内しようとしてドアを右から開けると、そこは物置です。 「ああ、間違えた。すまんすまん。」 といって左から開けると! なんとかくし通路へ続いているじゃないですか! 不思議ですね〜。 ということで、中身が変わるという魔法じみたことはできませんが、そのドアのように両側から開くというそんな冷蔵庫があったら便利だと思い、考えた結果、以下のような結論に達しました! 左下の図をご覧下さい。冷蔵庫とドアの間に、真ん中に空洞のあるワクをジャバラの様に取り付けます。枠とドアの間はちょうつがいでとめてあり、自由に角度が変えられます。 左の取っ手をくいとひねると、本体と左側のドアの止め具がはずれ、左に開きます。 右の取っ手をくいとひねると、本体と右側のドアの止め具がはずれ、右に開きます。 これはどうなのでしょうか?! たいしたアイデアなのでしょうか?! てゆーか両側から開いてもそんなに便利じゃないのでしょうか?! |
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映画タイタニックがやってた頃が一番よく映画を見ていた時期だった。 忙しくなると映画もまともに見られない日々が続く。 時間とお金に余裕を持たせる事がたいがいの人の一番大きな悩みではないでしょうか。 それはもちろんお国柄によっても違うけれど。 学校の先生から聞いた話だが、タイタニックにはこんな面白い話がある。 沈みかけた船には大勢の客が乗っています。しかし救命ボートの数は足りません。 そこで船員は女性と子供を優先させるため皆を説得します。 イギリス人船室では”あなた方は紳士(ジェントルマン)だから”と言って納得させます。 アメリカ人船室では”ヒーローになりたくないですか?”と言って納得させます。 ドイツ人船室では”これはきまりですから”と言って納得させます。 そして日本人船室では”みんながそうするのだから”と言って納得させました。 国柄を表すにはなかなか面白い小話だと思う。 日本人の習性をよく思うかどうかは別としても。 この国では変わり者は社会から排除され、 自分の意見をあまり主張しない人間は”いい人”と見なされる傾向がある。 それに対しアメリカでは”あなたはみんなとは違う”というのは基本的に褒め言葉として使われる。 この違いはどこで生まれたのか 恐らく日本は海に囲まれた島国で、単一民族だからだろう。 みんな一緒で当たり前と思ってもおかしくはない。 聖徳太子の頃から”和をもって尊しとなす”国なのである。 それに対し、アメリカは様々な国からの移民者によって作られた。 習慣や言葉の壁を乗り越え、協力して荒野を開拓してきた。甘いものではなかったに違いない。 言葉も文化も違う相手と協力するため、自分はどんな人間なのか伝える必要があり、 自分のことをわかってもらうために、自分の意見をしっかり言わなくてはならなかっただろう。 自分と他人とは違って当たり前という精神が育つ。 習性の話のついでにもう一つ小話を 日本の学校ではテストなどで悪い点をとったら罰として・・・・。 というシーンをよく見かけるが、 イギリスでは違い、 例えば募金活動などがあれば、 テストでいい点をとった者だけが募金をして紳士になる事ができる。 という具合で教師が言うらしい。 全く逆の発想だが、これはとても面白いと思う。 ただこれらを見習うかどうかはまったく別問題である。 現況を見るとアフリカ、アジア人に比べ、欧米人のほうが世界で先進的な役割を担っているようにも思える。 では欧米人の方が人種的に優れているというのか? 欧米人のライフスタイルのほうがよい方式なのか? それは決してそうは言えない。 しかしそれはまた別の話 |